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【生産性改革】国交省が「国土交通フォーカス」取りまとめ

2017.09.05

国土交通省は8月31日、石井啓一国交大臣が本部長を務める生産性革命本部の第6回会合を開催した。
生産性革命のプロジェクトのうち、社会的にアピール度が高く、国土交通行政への理解促進に有効な施策に焦点を絞り、「国土交通フォーカス」として取りまとめ、紹介することを決めた。同国土交通フォーカスは社会経済情勢を踏まえて設定したテーマに沿い、翌年度に実施する工夫度の高い施策を中心に、省としてアピールすべき施策集として毎年1月頃に取りまとめる。取りまとめた結果はパンフレットとして発行する予定。
生産性革命の基礎として「小さなインプットで、できるだけ大きなアウトプットを生み出す」という考え方を国土交通行政全般へ浸透させるため、“工夫度”の高い施策の立案につながるような省内議論の活性化を図るとともに、国民各層での国土交通行政の理解の促進に資する効果的な政策の広報の展開することが目的。石井大臣は「生産性革命推進の施策に対する各方面からの理解を促進するため、効果的な広報に取り組んでほしい」と意義を強調した。
今年中に取りまとめ、来年1月に発行する「国土交通フォーカス2018」は、(1)生産性革命(持続的な経済成長の実現)、(2)働き方改革の実現、(3)QOLの向上(高齢者・子育て世代を念頭に)、(4)安全・安心の確保――をテーマとする。

会合では併せて、現在国交省が取り組んでいる20の生産性革命プロジェクトの進捗状況について説明が行われた。

石井大臣は「着実に進捗しており、心強く思っている。本日、平成30年度予算概算要求を財務大臣に提出した。プロジェクト推進のために必要な予算確保にしっかりと対応してほしい」と指示を発した。
(2017年9月5日号)


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