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国交省、ダブル連結車区間を2・5倍に延長

2022.09.22

国土交通省は15日、ダブル連結トラックが通行できる道路区間を拡充することを決めた。既存の走行区間は現在約2050㎞だが、拡充後は約5140㎞となり、2・5倍に延長される。今年秋頃に路線拡充を正式決定し、休憩場所などの整備状況を確認しながら走行許可を順次行っていく。また、2019年9月からのダブル連結車両の運行台数の推移〈表〉を発表。直近では21年6月から今年6月の1年で67台から205台まで大幅に増加した。

これまでダブル連結トラックの通行区間は、東北道の北上江釣子ICから九州道・大宰府ICまで、東北道、圏央道、東名・新東名、名神・新名神、山陽道、九州道・関門橋に運行可能区間が設けられていた。今回の拡充では、現在ダブル連結トラックを運行している事業者からのニーズがあることと、高速本線は4車線以上で、構造上の支障がない区間から選定した。

関東圏では現在走行区間となっている圏央道との接続を軸として、常磐道・三郷JCT~つくばJCT、東北道・川口JCT~久喜白岡JCT、関越道・所沢IC~鶴ヶ島JCT、東関東道・高谷JCT~大栄JCT(成田JCT~新空港を含む)ほか。大阪圏では名神・吹田JCTからの近畿道紀勢線、新名神・神戸JCTに接続する中国縦貫道、山陽道・三木JCTからの本州四国連絡道など。
(2022年9月22日号)


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