国交省/大雪対策、大型車の立ち往生防止へ注意喚起
国土交通省は1日、大雪時にトラック・バスなど大型車の立ち往生を防止するため運送事業者や荷主に向けて注意喚起を開始した。
トラック事業者には年末年始の輸送に関する点検項目のうち「大雪に対する輸送の安全確保の実施状況」について重点的に確認を行うよう要請。大雪のため輸送の安全確保が難しいおそれがある際は、運行中止などの指示を行うほか、冬用タイヤの溝の深さ、滑り止めの措置を確認するよう指示した。また、雪道で悪質な立ち往生が発生した場合は監査を行い、適切な措置が講じられていなければ警告を行うとした。
荷主に対しては、大雪などの異常気象により、運送経路の変更や運送の中止などの必要だと認められる場合は、ルート変更や運送中止などを認めるよう要請。大雪などにより運送に支障があると予想される場合は、配送拠点に留置する在庫の積み増しや、予定の配送時間の前倒し、運送可能なエリア内での物資の融通を行うなどトラック事業者への不要不急の運送依頼を控えるよう呼び掛けている。
(2023年12月7日号)