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【鉄道輸送】味の素物流が31ftコンテナ「レールライナー」2台目運行開始

2017.04.11

味の素物流(本社・東京都中央区、田中宏幸社長)では3月29日から、鉄道輸送用31ftコンテナ「レールライナー」(写真)の2台目の運行を開始した。1台目の関東~関西間の往復輸送に続き、2台目はさらに遠距離となる九州までを味の素グループの商品でつなぐ。モーダルシフトによるCO2排出量削減を進めるため、将来的には北海道まで運行を拡大し、鉄道輸送の全国網羅を目指す。

同社では長距離トラックドライバー不足への対応と環境配慮を目的に、鉄道輸送用31ftコンテナを私有化し、「レールライナー」として昨年3月から運行を開始した。ウィング側面一体構造(折曲式フルウィング)となっており、上下ウィングパネルを一体化したことにより、側面を全て開放でき、スピーディで効率的な荷役作業を行える。

なお、1台目は味の素とMizkanの関東~関西間の往復鉄道輸送に投入。往路(関東から関西)で味の素の久喜物流センターから西日本物流センターへ味の素製品を運び、復路(関西から関東)でMizkanの関西第二物流センターから関東物流センターへMizkan製品を輸送している。

▼味の素物流が低温車両手配業務を集約
味の素物流(本社・東京都中央区、田中宏幸社長)では4月1日付の組織改正で、低温幹線配車営業所と全国の低温営業所・CL営業所で行っている車両手配等の業務全般を、「幹線事業部幹線センター」(川崎市川崎区)に機能集約を行った。効率的で安定的な物流体制を構築するのが狙い。それに伴い低温幹線配車営業所を廃止した。また、関係各社が所有するトラックの運行管理体制を強化するため、事業支援部門に「運行管理部」を新設した。

(2017年4月11日号)


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