アサヒロジ、21年度の売上高1029億円へ
アサヒロジ(本社・東京都港区、山﨑稔社長)は8日、東京・港区の品川プリンスホテル・メインタワーで、東京・関東地区の協力会社が参加する「協力会社経営者様懇談会」を開催。経営方針と今年度の取り組みなどについて発表した。
同懇談会は協力会社との情報交換などを通じてパートナーシップを築き、また同社の安全に対する取り組みを紹介して理解を得ることを目的に2009年から開催し、今回が11回目。今年は全国5ヵ所で懇談会を開くこととし、8日の東京・関東地区を皮切りに、15日に名古屋地区(名古屋市東区・ホテルメルパルク名古屋)、20日に大阪地区(大阪市淀川区・新大阪ワシントンホテルプラザ)、22日に東北地区(福島県郡山市・郡山ビューホテル、27日に九州地区(福岡市博多区・ホテル日航福岡)で開催する。
20年度には売上高1000億円の大台に
8日は第1部が方針説明会、第2部が懇談会の2部構成で開催。開会挨拶と方針説明を行った山﨑社長は「アサヒグループ各社の計画を反映し、19年度から21年度の3ヵ年の第7次中期経営計画を策定した。18年度の売上高938億円から売り上げ増を図り、20年度での売上高1000億円を確実なものにするとともに、21年度にはトータルで1029億円の達成を目指す」と表明。アサヒビール、アサヒ飲料、一般外販それぞれの売上高別でいうと、ビールは18年度の316億円から21年には323億円へ、飲料は18年度の269億円から21年度に322億円へ、外販は18年度の267億円から291億円へと伸長させる。
また、山﨑社長は「アサヒグループの計画をもとに試算した当社グループの国内総物流量は、21年度には酒類・飲料水のみに限っても最大8・5億函にまで増加する見込みだ。この物量を運びきることが当社グループの最大の使命であり、協力会社の皆様による協力を得ながら、安全・安心・高品質の物流を実現していく」と語り、参加した協力会社の経営者に向け、さらなる密接な連携と協力を依頼した。
19年度には大阪地区などに3配送センターを新設
続いて、宇澤修一専務取締役事業統括本部長をはじめ、担当役員・部長が19年度の同社グループの営業方針や安全品質向上の取り組みについて報告。
宇澤専務は、19年度の取扱量は対前年度比でビール社が4%増、飲料社が2%増と伸長すると予測を述べたほか、今月に新潟県内向けのビール社の配送センター(倉庫面積約2000㎡)、4月に近畿圏向けに大阪市で飲料社の配送センター(同約7500㎡)を新設し、3~4月に静岡県の静岡市以西を段階的にカバーする飲料社の配送センター(同約3300㎡)を新たに開設すると報告。また、飲料社の拠点として、中部地区と川崎・横浜エリアに、それぞれ同約5000~6600㎡の配送センターを開設する計画があることを発表。加えて、増加する物量を運びきる体制構築に向け、全国エリアで車両を64台増車すると説明した。
第1部の方針説明会の終了後、場所を移して懇談会を開催。柴田和憲副社長が乾杯の音頭を取り、歓談に移った。
(2019年2月14日号)