ＮＸＨＤ、海運ＦＷ強化へ 新会社「ＮＧＯ」始動

ＮＩＰＰＯＮ　ＥＸＰＲＥＳＳホールディングス（本社・東京都千代田区、齋藤充社長）は、海運フォワーディング事業の強化を目的にシンガポールで設立した新会社が、５月23日から稼働を開始したと発表した。

新会社の名称は「NX GLOBAL OCEAN NETWORK PTE, LTD.（略称ＮＧＯ）」で、社長には田中敬久氏（写真）が就任。資本金は６２５万シンガポールドル（約６億６００万円）で、ＮＸＨＤの全額出資。設立日は今年１月24日。事業内容は、船社選定・集中購買、ＮＶＯＣＣ海上輸送商品の企画、グループ現地法人への販売および役務提供。

ＮＸグループでは、現経営計画においてフォワーディングをコア事業のひとつと位置づけ、その中でもベースカーゴである海上フォワーディング事業の拡大を進めている。その一環として、２０２０年に船社の選定や集中購買、価格競争力のあるＮＶＯＣＣ商品の開発などを目的とした「グローバルＮＶＯＣＣセンター（ＧＮＣ）」を日本に設立したが、さらなる機能拡充や取り扱い規模の拡大を図るため、機能をシンガポールに移管。海運事業に長けた人材の雇用なども進めることで、海上フォワーディング事業をさらに強化していく。
（2022年6月16日号）