日本通運が尼崎市に危険物倉庫を新設、12月稼働
日本通運(本社・東京都千代田区、竹添進二郎社長)は4日、兵庫県尼崎市に危険物倉庫「NX尼崎港危険物倉庫」(完成イメージ)を新設し、12月中旬に稼働を開始すると発表した。化学メーカーをはじめ多くのメーカーが集積するエリアに拠点を設けることで、旺盛な危険物の保管需要に応えていく。
新倉庫は、平屋建ての危険物倉庫2棟(各972㎡)と屋外貯蔵所(591㎡)で構成され、合計延床面積は約2535㎡。消防法危険物第1類から6類までの危険物全種類に対応し、隣接する同社の一般品倉庫と連携することで、顧客ニーズに対応した柔軟なサービス提供が可能となる。
また、保税エリア(324㎡)を設置する予定で、輸出入通関やフォワーディングまでEnd to Endでのソリューションにワンストップで対応する。倉庫内にはパレットラックエリアも設ける。
立地は阪神高速5号湾岸線尼崎東海岸ICから550mで、大阪港や神戸港から約30分と、阪神工業地帯の主要物流拠点として高い優位性を持つ。
(2024年7月9日号)