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JR貨物が「東京レールゲートWEST」起工式を開催

2018.08.30

JR貨物(本社・東京都渋谷区、真貝康一社長)は27日、東京貨物ターミナル駅構内に建設するマルチテナント型物流施設の1棟目となる「東京レールゲートWEST」の起工式を開催した。

起工式後に行われた直会で挨拶した真貝社長は「中期経営計画で“鉄道事業を基軸とした総合物流企業グループを目指す”ことを柱にしているが、WESTはその出発点、第一弾となるもの。現在、お客様へのリーシング活動に力を入れているが、数多くの強い引き合いをいただいている」と語った。

東京レールゲートWESTは、東京タ構内の約2万1000㎡の敷地に、地上7階建て・延床面積約7万5800㎡の規模。免震構造を採用して災害に強い施設にするとともに、ダブルランプウェイ方式を採用したマルチテナント型施設となる。竣工は2020年3月の予定(完成イメージ)

鉄道貨物だけでなく、東京港国際コンテナターミナルまで約2㎞、羽田空港貨物地区まで3~4㎞と陸海空との結節点とのアクセスに優れているのも特長。また、周辺地域で豊富な労働力を抱えているほか、東京モノレールの流通センター駅から徒歩圏内であるため、パート・アルバイトなど労働力の確保にも優れている。

全国で「レールゲート」ブランドの物流施設を展開へ

同日行われた起工式にはJR貨物関係者に加え、設計・施工を担当する東急建設の関係者などが出席した。直会で挨拶した真貝社長は「東京タは全国でもっとも貨物取扱量の多い駅で、年間300万tを超える貨物を扱っている。そこに大型物流施設を建設することの意義は大きい。22年8月にはWESTの隣に延床面積16万㎡規模となる『東京レールゲートEAST』も建設し、総合物流企業グループを目指していく」と述べた。

さらに、「今後も札幌、仙台、大阪、名古屋、大阪、福岡でも、貨物駅構内などを利用して物流施設を“レールゲート”ブランドとして展開していきたい」と語った。
(2018年8月30日号)


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