佐川急便が「置き配」選択可能に、利便性向上へ
佐川急便(本社・京都市南区、本村正秀社長)は、荷受人が「置き配」を受け取り方法として選択できるサービスを9月2日から開始する。現在は、指定場所配送サービスとして、個別契約を結んだ荷送人から出荷される荷物など一部のみで「置き配」に対応していたが、今後は同社のスマートクラブ会員やLINE公式アカウントを通じて「置き配」を選択できるようにする。多様な受け取り方法を選択できるようにすることで、利便性向上を図るほか、再配達削減によるドライバー負担の軽減につなげる。
「置き配」の対象となるのは、飛脚宅配便や飛脚ラージサイズ宅配便、飛脚航空便。スマホやパソコンからスマートクラブにログインして「置き配」を選択し、希望の受け取り場所を指定する。また、LINE公式アカウントから荷受人のスマホに届くお届け予定通知からも「置き配」の選択が可能。指定可能な受け取り場所は、宅配ボックス、玄関前、ガスメーターボックス、車庫、自転車のかご、物置など。
なお、スマートクラブは登録無料の会員制Webサービス。配達日時が事前にメールで届くほか、配達日や受け取り場所の変更、再配達の依頼などがインターネット上で行える。会員数は現在約1600万人。
(2024年7月16日号)