KWE、韓国・平澤の拠点に新ターミナル開設
近鉄エクスプレス(KWE、本社・東京都港区、鳥居伸年社長)は25日、韓国法人のKintetsu World Express (Korea), Inc.(KWE韓国)の平澤物流センター第3ターミナル(写真)が竣工し、17日から稼働したと発表した。冷蔵・冷凍ルームや全館空調の倉庫を備え、半導体関連製品などの旺盛な需要に対応していく。
KWE韓国は平澤港の浦升国家産業団地内に、2021年4月に第1ターミナル、22年4月に危険品専用倉庫である第2ターミナルを開業し、半導体関連産業の顧客のビジネスをサポートしてきた。今回新設したターミナルは、延床面積約1万4712㎡で、冷蔵・冷凍ルームを備えており、全館空調の倉庫スペースを3フロア整備。半導体関連製品だけでなく、ヘルスケア製品など品目の特性に応じた高品質なオペレーションや保管を可能としている。
稼働日には新ターミナルの開設を記念した竣工式が行われ、京畿平澤港湾公社の幹部などが出席した。KWEは「今後、さらなる投資や関連企業の集積が期待される同地域で、自社で倉庫を運営する唯一のグローバルロジスティクス企業として旺盛な物流需要に応え、付加価値の高いサービスを提供していく」としている。
(2024年10月31日号)