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JR貨物、輪軸不正受け業務監査体制を強化へ

2024.10.24

JR貨物(本社・東京都渋谷区、犬飼新社長)は、輪軸組み立て作業における不正行為が発生したことを受け、コンプライアンス体制を強化する。監査部内に新たに業務監査グループを立ち上げ、業務監査体制を強化する。11月中の設置を予定する。

17日に行われた定例会見で犬飼社長(写真)が明らかにした。社長直轄の組織である監査部内に、業務監査を専門的に担う業務監査グループを新設し、専属の社員を複数人配置する。

また、社員向けのコンプライアンス教育も強化する。業務研修や階層別研修など本社・支社計で約150あるすべての研修に、コンプライアンス教育の時間を組み込む取り組みを開始した。コンプライアンス教育には、全社員に配布しているコンプライアンスハンドブックを活用する。

犬飼社長は会見で「これまでもeラーニングなどを使いながらコンプライアンス教育を強化してきたが、今回の事態を招いてしまったこともあり、教育体制や監査体制をあらためて見直していく」と述べた。
(2024年10月24日号)


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