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ダイフク、30年に完全無人化ソリューション実現

2024.09.19

ダイフク(本社・大阪市西淀川区、下代博社長)は10日、国際物流総合展の会場で、イントラロジスティクス事業を中心に未来像や最新製品群の説明を記者に向けて行った。

下代社長は「当社が目指す未来像を映像や展示製品で表現した」と説明。メインシアターでは3DやLEDを駆使して主要4事業の未来像を放映し、そのうちイントラロジスティクス事業では完全無人化の物流センターを表現した。

同社では今年、2030年に向けた長期ビジョンを発表、イントラロジスティクス事業では国内の「2024年問題」を追い風に自動化需要は大きく伸長すると見通す。

下代社長は「国内では人手不足が進んでおり、物流現場の自動化は待ったなしだ。高いハードルだが『完全無人化ソリューションの実現』を当社の目標とする」と抱負を語った。ケース単位の出荷など、安定した形状の貨物が無人化への最短距離としながらも、段ボールケース以外の「袋物など不定形貨物にも挑戦していく」とし、デバンニングや積み込みロボットの開発を加速させていく考えだ。また当日は、「パレット」「ケース」「ピース」に対応した無軌道搬送ロボットの「SOTR」シリーズや、省スペースの自動ピッキングロボット「XY‐ピッキングロボット」など今後のソリューション展開で注力する機器の紹介も行われた。
(2024年9月19日号)


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