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サントリー/大王製紙、長距離輸送の効率化で連携強化

2022.08.23

サントリーホールディングス(本社・大阪市北区、新浪剛史社長)、サントリーロジスティクス(本社・大阪市北区、武藤多賀志社長)、大王製紙(本社、東京都千代田区、若林賴房社長)、ダイオーロジスティクス(本社・愛媛県四国中央市、渡部哲也社長)の4社は今月から順次、関東圏~関西圏の長距離トラック輸送について積載率向上や輸送効率化を図り、中継輸送を含む幹線輸送の集約化や鉄道モーダルシフトに取り組んでいる。各社は今後も連携を強化しながら、ドライバー不足への対応や環境負荷低減など物流課題の解決を図っていく。

中継地活用でドライバー負荷低減

幹線輸送の集約化では、それぞれの物流機能会社であるサントリーロジスティクスとダイオーロジスティクスが各グループの製品を混載し、積載率の向上や輸送効率化を図る。具体的にはトレーラにサントリーグループの飲料製品を積んだ後、荷室上部の空きスペースに大王製紙の製品を混載し、容積・重量ともに積載率を100%に近づける。運行するトラックは両社で年間あたり約180台削減し、ドライバーの運転時間を約2100時間、CO2排出量を約115t削減する。混載したトレーラ輸送では、大王グループの拠点2ヵ所を中継地として活用。輸送エリアを関東圏、中部圏、関西圏に3分割し、3人のドライバーがリレー形式で輸送することで労働負荷を低減する。

31ftコンテナを活用して鉄道モーダルシフト

また、31ftコンテナを共同で使用し、東京~大阪間の輸送で鉄道モーダルシフトを実施する。サントリーグループは関西圏から関東圏への貨物の移動が比較的少なく、これまでは単独で同区間での往復輸送を行うことは難しかった。そこで、関西圏から関東圏への貨物移動が多い大王グループと連携し、それぞれ片道ずつ貨物を積載することで往復での輸送を実現。コンテナは12ftコンテナよりも大きい31ftコンテナを使用することで輸送効率をより一層高める。年間あたりの運行車両数を約290台削減するとともに、ドライバーの運転時間を約1800時間、CO2排出量を約100t削減する。

4社が連携した取り組みはトラックドライバーへの負担軽減と環境負荷を低減するものとして高く評価され、このほど国土交通省から、物流総合効率化法に基づく総合効率化計画の認定とモーダルシフト等推進事業の補助事業の認定を受けた。
(2022年8月23日号)


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