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トナミ運輸、同社初のEVトラックを2台導入

2022.03.08

トナミ運輸(本社・富山県高岡市、綿貫勝介社長)は、グループで初めてとなるEVトラックを富山支店(富山市)で2台導入し、4日から運用を開始した。EVトラックの導入は富山県内でも初めての事例となる。同社は今後、EVトラックを富山市内の日中集配業務に利用しながら寒冷地における実用性などを実地検証し、グループでの導入拡大につなげていく考え。

今回導入したのは三菱ふそうトラック・バス製の「eCanter」2台。最大積載重量は3tで、充電時間は普通充電で約11時間、急速充電で約1・5時間。同社では夜間に充電し、日中に集配業務で使用するパターンを想定している。1回の充電による航続距離は約100㎞。また、導入車両はEVトラックとしては全国初のサイドオープン車仕様を採用した。

3日に富山支店で納車式が行われ、国土交通省北陸信越運輸局、富山県、富山市の担当者が来賓として出席した。主催者を代表してトナミ運輸の髙田和夫専務取締役が挨拶に立ち、「当社グループは全国各地で約5000台のトラックを保有・運行しているが、今回、富山県でも初めてとなるEVトラック2台を富山支店に導入した。これまでも低公害トラックを導入してきたが、今後はゼロエミッション輸送を目指し、持続可能な社会の発展に寄与していく必要がある。今回の導入を機に、寒冷地での実証を踏まえ、全国での導入を検討していきたい」と述べた。納車式では続いて、三菱ふそうトラック・バスの林春樹副社長から髙田専務にゴールドキーが手渡された。
(2022年3月8日号)


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