西濃運輸/JR貨物、3往復目のブロックトレイン運転開始
西濃運輸(本社・岐阜県大垣市、小寺康久社長)とJR貨物(本社・東京都渋谷区、真貝康一社長)は、西濃運輸として3本目となるブロックトレインを10月5日から運転開始すると発表した。発着駅は東京貨物ターミナル駅~東福山駅間の約779㎞。列車編成は20両で、うち西濃15両、一般利用が5両の「混載ブロックトレイン」となり、西濃の輸送量は片道31ftコンテナ30個(往復60個)となる。
今回のブロックトレインを「カンガルーライナーTF60」と命名。Tは東京タ、Fは福山の頭文字からとった。ダイヤは上りが東京タ6時58分発・東福山21時22分着、下りが東福山4時14分発・東京タ20時19分着。利用運送はこれまでと同様に日本フレートライナーが担当する。
西濃運輸ではブロックトレインの新設により、特積み貨物の幹線輸送の一部を鉄道にシフト。トラックドライバー不足の緩和とカーボンニュートラルの実現に向けて貢献する。同列車の運行によるCO2排出削減量は年間8083tを見込む。
西濃運輸は2018年5月に1本目のブロックトレイン「カンガルーライナーSS60」を吹田貨物ターミナル駅~郡山貨物ターミナル駅・仙台港駅で運転開始。今年3月には2本目となる「カンガルーライナーNF64」を名古屋貨物ターミナル駅~福岡貨物ターミナル駅で運転開始しており、今回が3本目のブロックトレインとなる。
(2021年9月30日号)