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JR貨物が7月に新座タで積替ステーション

2020.04.14

JR貨物(本社・東京都渋谷区、真貝康一社長)は今年7月、新座貨物ターミナル駅(埼玉県新座市)構内に、首都圏で初となる本格的な「積替ステーション」を開設する。同社の真貝社長が1日に行った社員向けの訓示の中で明らかにした。

積替ステーションとは、鉄道コンテナへの貨物の積み付けや取り降ろしを行う駅構内の上屋機能のこと。通常の鉄道コンテナの集配業務は、出荷元や納品先の庭先でコンテナへの積み付けや取り降ろしを行うが、そのためには専用のコンテナ車両が必要になる。積替ステーションで作業を行うことで、通常の一般トラックで貨物を運ぶことが可能になり、鉄道コンテナ利用の間口を広げることにつながる。同社ではこれまで、岡山貨物ターミナル駅、吹田貨物ターミナル駅、熊本駅、今年3月に移転開業した松山貨物駅などに展開している。

今回、7月に開設する新座タ内の積替ステーションは、JR貨物が運営主体となり、7区間で構成。実際のオペレーションは子会社であるJR貨物・北関東ロジスティクスが担当し、積替施設の利用料金とコンテナ移送料金を利用者から徴収するスキームを構築する。真貝社長は「複数の利用者を対象とした積替ステーションのモデルケースとして全国展開していく」としている。
(2020年4月14日号)


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