通販市場規模7・5兆円へ=JADMA調査
日本通信販売協会(JADMA、阿部嘉文会長)が27日に発表した「2017年度通販市場売上高調査」で、17年度(17年4月~18年3月)の通販売上高は前年比8・8%増の7兆5500億円となった。金額ベースでは前年に比べて6100億円増加。引き続き、ネット通販が拡大をけん引した。
マイナス成長を記録した1998年度以来、19年連続の増加となり、直近10年の平均成長率は6・9%。BtoBやモール系が堅調であることに加え、商材ではアパレルや趣味娯楽系、媒体では24時間専門チャンネルをはじめとしたテレビ通販の伸長が要因として挙げられた。
同調査は会員情報に加えて、JADMA会員462社(調査時点)を対象に実施した「第36回通信販売企業実態調査」から得た回答の売上部分を先行集計した結果と、各種調査から推計できる有力非会員307社の売上を加えて算出。推計値は、衣料品や雑貨、化粧品、健康食品などの物販が中心となっている。
(2018年8月30日号)