日立建機、来年4月から神戸~茨城間で鉄道輸送
日立建機(本社・東京都台東区、先崎正文社長)は2024年4月から、ナブテスコ西神工場(神戸市西区)から日立建機の茨城県の拠点に納入する建設機械・鉱山機械用部品の輸送を、従来のトラックから鉄道コンテナ輸送に切り替える。「2024年」の問題への対応の一環として行うもので、ドライバー不足の改善に寄与するとともに、年間約20tのCO2排出量の削減を見込む。
輸送する部品は大型油圧ショベルに搭載するコントロールバルブなど。今年6月からトライアル輸送を行っていたが、来年4月から本格的な運用を開始する。ナブテスコ西神工場から日立建機の土浦工場(茨城県土浦市)、常陸那珂臨港工場(ひたちなか市)、つくば部品センタ(つくば市)までの約680㎞を鉄道コンテナに切り替える。
また、本格的なモーダルシフトを開始するにあたり、オリジナルの12ftコンテナ(写真)を製造する。建設機械・鉱山機械に親しみを持ってもらうことをコンセプトに、日立建機のコーポレートカラーである「Reliable Orange」に塗装し、前面と背面に油圧ショベルのイラストをあしらったデザインにした。
(2023年12月5日号)