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日通の航空輸出が初の3万t超え

2018.04.12

日本通運(本社・東京都港区、齋藤充社長)は9日、2018年3月の国際航空貨物の取扱実績を発表した。日本発の輸出混載重量は3万2525tとなり、初めて3万tの大台に乗った。

対前年同月比は50・6%増と大幅に伸長。これまで輸出重量では04年10月に記録した2万7430tが最高だったが、それを5000t以上上回る取扱量となった。
また、17年度累計は28万4205tとなり、16年度累計の22万653tを6万3552t上回った(28・8%増)。
自動車関連、半導体など電子部品関連、機械関連貨物を中心とした好調な荷動きを受け、取扱量が増加した。

地域別にみると、すべての地区で大きな伸びを示したが、欧州向けの伸長はとりわけ著しく、取扱重量が約2・2倍に増加。ベネルクス向けの自動車関連の取り扱いが大幅に伸長したことが寄与した。また、米州向けは6割弱、アジア向けは3割強といずれも取扱量を伸ばした。

今後、同社では、内需の伸びの続くアジア圏向けの貨物について、さらなる取扱量増加を目指す。また、依然として高い水準の米州・欧州向け輸出需要を取り込み、より一層の伸長を図っていく。

なお、3月の日本着の輸入通関件数は、ほぼ前年度並みの4万4119件(0・3%減)。17年度累計は47万4211件(1・9%増)となった。
(2018年4月12日号)


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