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17年度の「ゆうパック」26%増、10年間で3・2倍に=日本郵便

2018.05.17

日本郵便(本社・東京都千代田区、横山邦男社長)の2017年度のゆうパック取扱個数は、前年度比25・6%増の8億7588万3千個となった。13年度以降、5期連続の増加。また、過去10年間での伸び率の推移を見ると、07年度が2億7170万9千個だったことから、10年間で3・2倍増加したことになる。
17年度のゆうパックは、堅調なeコマース市場の影響から上期は10%前後の伸びを続けていたが、ヤマト運輸が総量コントロールと値上げに動いた昨年9月以降に伸び率が急伸し、概ね20%を超える伸びが続いている。日本郵便では「(ヤマトの総量コントロールによって)あぶれた荷物が、当社やデリバリープロバイダーなどに流れている面はある」と推測している。
また、同社も今年3月に値上げを実施したが、「3月も高い伸び率が続いており、大きな影響は出ていない」としている。なお、3月のゆうパックの取扱個数は、前年同月比26・7%増の7956万1千個だった。
また、ゆうパケットの17年度実績は、前年度比48・9%増の2億6147万個となり、3月単月では34・3%増の2649万4千個だった(個数はゆうパックの内数)。 (2018年5月17日号)


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