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NXHD、25年1月に重量品建設事業を分社化

2024.02.27

NIPPON EXPRESSホールディングス(本社・東京都千代田区、堀切智社長)は19日に開催した取締役会で、2025年1月1日付で日本通運が運営する重量品建設事業を分社化することを正式に決定した。同事業はNXHDの全額出資で設立した新会社「NXエンジニアリング」(NXENG)が承継する。分社化によって高い専門性を持つ事業会社にすることで、意思決定の迅速化を図るとともに専門人財の確保・育成を強化していく。

日本通運の重量品建設事業は、数多くの特殊車両・機材を有し、重量物の運搬・架設・設置までを一貫して行うことで、様々な業界のインフラ整備事業を支えてきた。今後も脱炭素化やクリーンエネルギーシフトなどエネルギー分野での需要増加が見込まれる一方、これまで以上に高い専門性や技術開発力が求められるほか、人財獲得競争も激化することが予想される。こうした中で、重量品建設事業を持続的に発展させていくためには、高い技術力を持つ専門家集団であることが不可欠であることから分社化を決定したもの。

分社化は、日本通運を分割会社とし、NXエンジニアリングを承継会社とする吸収分割方式を採用。なお、23年12月期決算における重量品建設セグメントの売上高は511億1100億円、23年12月現在での同部門の人員は946人となっている。
(2024年2月27日号)


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