メニュー

Amazon、品川に日本初の仕分け拠点を開設

2023.09.19

アマゾンジャパン(本社・東京都目黒区、ジャスパー・チャン社長)は13日、同社にとって日本初の仕分け拠点となる「八潮ソートセンター」(東京都品川区)を開設したと発表した。商品の保管やピッキング、梱包などを行うフルフィルメントセンターから送られてきた商品を配送地域別に仕分けし、配送拠点である地域ごとのデリバリーステーションへと発送する。

「八潮ソートセンター」はJR貨物の「東京レールゲートEAST」(写真)内に開設。2フロアを賃借しており、延床面積は約2万8000㎡となる。羽田空港から約3・5㎞、東京港「東京国際コンテナターミナル」から約1・5㎞に位置し、東京貨物ターミナル駅および首都高速のICにも隣接していることから、陸上、海上、航空のアクセスに優れている。

拠点内には先端物流設備を導入し、大規模な仕分け能力を確保。様々な形状の商品の仕分けに対応したオートソーターの導入によって効率的な仕分けを実現し、関東や北信越地方、北海道、沖縄向けに、1日に最大約75万個の商品を仕分けることができる。

同拠点では、フルフィルメントセンターから運ばれてきた配送方面が異なる商品を配送地域ごとに仕分けて、デリバリーステーションへと発送する。これにより、ミドルマイルにおける輸送車両の積載効率の向上と効率的な輸送につなげるほか、積載率向上によってトラックの台数を削減し、総輸送距離の短縮も実現する。

また、同拠点では約1000人の雇用を創出する予定にあり、仕分け作業や拠点の安全、品質・生産管理者などとして雇用する。
(2023年9月19日号)


関連記事一覧