澁澤倉庫、神戸港で危険品倉庫2棟を建設へ
澁澤倉庫(本社・東京都江東区、大隅毅社長)は12日から、神戸市中央区の新港第七突堤で、危険物倉庫2棟(完成イメージ)の建設を着工した。近年増加する危険物の保管需要に対応するもので、2024年4月の竣工を予定する。
新倉庫は敷地面積約3069㎡で、A棟とB棟の2棟で構成し、延床面積はA棟が約871㎡、B棟が約604㎡となり、いずれも平屋建て。普通品倉庫から危険物倉庫へと建て替える。神戸港内という立地を活かし、港湾エリアでは希少な危険物倉庫として、消防法危険物第4類貨物の保管や入出庫、陸上運送などのサービスを提供し、多様化する顧客のニーズに対応する。
同社では、長期ビジョン「Shibusawa 2030 ビジョン」において、物流事業の競争力強化とサービス領域拡大を掲げている。今回の危険物倉庫新設はその一環であり、危険物倉庫不足に伴う保管需要の取り込みやリチウムイオン電池などの取り扱い拡大につなげる。
(2023年7月25日号)