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JR貨物、福岡市にレールゲート物流施設を建設へ

2022.09.20

JR貨物(本社・東京都渋谷区、犬飼新社長)は14日に行われた会見で、福岡市に「レールゲート」の名称を冠した大型物流施設を整備する方針を明らかにした。会見で犬飼社長は「当社としてはレールゲート構想を全国に展開する中で、福岡も非常にポテンシャルが高いエリアだと見ている。ただ、福岡貨物ターミナル駅は敷地が手狭であり、レールゲートのような大型施設をつくる用地が確保できない」と述べ、西日本鉄道と共同で福岡市東区のアイランドシティ港湾関連用地を取得する方針だとした。その上で犬飼社長は同施設を「福岡のレールゲートという位置づけで開発していきたい」との考えを示した。

福岡市が8月26日に発表した情報によると、福岡市東区のアイランドシティ港湾関連用地(約2万6569㎡)の分譲予定者として、西日本鉄道とJR貨物のグループ(代表は西日本鉄道)に決定。分譲予定価格は62億2878万3222円。両社はそこに6階建て、延床面積7万9045㎡の物流施設を建設する計画で、操業開始は2029年4月を予定している。
(2022年9月20日号)


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