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「東京レールゲートWEST」が2月25日竣工=JR貨物

2020.01.21

JR貨物(本社・東京都渋谷区、真貝康一社長)が東京貨物ターミナル駅内に建設を進めてきたマルチテナント型物流施設「東京レールゲートWEST」の竣工日が2月25日に決定した。
WESTは地上7階建て(倉庫は2~6階)で、賃貸床面積は4万3291㎡。免震構造に加え、72時間対応の非常用発電機を備えBCPを強化している。

賃貸借契約は、鴻池運輸が約8400㎡、日本運輸倉庫が約4300㎡を利用するほか、それ以外の2社で計2万1700㎡を利用することが決定しており、すでに面積の80%が契約済み。残る約8700㎡については現在、複数の企業と交渉中で、「竣工時に満床に近い形にしていきたい」(真貝社長)という。

真貝社長は「総合物流企業グループを目指す中で、その本格的なスタートとなるのがWESTの竣工。物流における事業分野を広げていくことで、生産性向上や効率化に貢献していく使命を果たしていきたい。物流施設を展開することで、鉄道と他モードとの結節機能を向上させることができる」と意義を強調した。

今後については、札幌や仙台でもレールゲートの名を冠した物流施設を展開していく方針を示した上で、「札幌については年度内か来年度初めには計画を固めたい」と述べた。
なお、WESTの竣工式は3月上旬を予定している。
(2020年1月21日号)


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