【鉄道輸送】JR東日本、JR東日本物流などが朝採れ野菜を新幹線でお届け
ジェイアール東日本物流(JR東日本物流、本社・東京都墨田区、唐澤朝徳社長)は7月、東北や北陸、中部地域の“朝採れ”食材を新幹線で東京駅まで運び、改札外に設けられた特設店舗で販売する「朝採れ新幹線マルシェ」に参加した。東日本旅客鉄道(JR東日本)グループと連携して行ったもので、JR東日本物流は物流業務のマネジメントなどを担当した。
対象となったのは、山形県産のさくらんぼ、福島県産のきゅうり、栃木県産のなす、新潟県産の枝豆、長野県産のブルーベリーなど。6日と7日の2日間実施され、いずれもその日の朝採れたばかりの食材が新幹線で東京駅に届けられた。
最初に東京駅に到着したのは栃木県・那須塩原産のなす・パクチー・アスパラガスなどで、東北新幹線で那須塩原駅から運ばれた。生産者が各地域の駅まで輸送し、JR東日本物流の協力会社が各地域の駅で受け取り新幹線の指定場所まで運搬。東京駅到着後は新幹線から特設店舗までJR東日本物流のエキロジセンターのスタッフが構内配送のプロとして最短経路でスピーディに運んだ。
同日には各地から続々と新鮮な野菜・果物が届き、駅を往来する人らは興味深げにブースを訪れ、“朝採れ”の食品を購入していった。
JR東日本物流では昨年4月に「地域活性化LLP」を発足させ、JR東日本グループが進める地域活性化推進策「地域再発見プロジェクト」を担う最適な物流の仕組み作りに協力している。
(2017年8月8日号)