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トラック事業者数、一般は過去最多の5万7856社

2022.12.01

国土交通省は2022年3月末現在の貨物自動車運送事業者数を公表した。特積みは前年度末より4社増えて313社となり、1990年以降では最も多かった。一般は前年度末より375社多い5万7856社で過去最多となり、これまで最も多かった11年度末の5万7600社を256社上回った。一方、特定は前年より13社減り、320社となった。特積みは前年度と比べ6社が新規参入し2社が撤退。一般は1237社が新規参入し862社が撤退した。特定は3社が新規参入し16社が撤退した。

運輸局別の事業者数(一般)は関東が1万8284社で構成比は全体の31・6%を占めた。次いで多い近畿は9745社で16・8%、中部は6865社で11・9%だった。前年度と比べ最も増えたのは関東で115社増。次いで北陸信越は87社増、九州は69社増、中部は62社増となった。そのほか北海道は16社増、近畿は10社増、中国は16社増、四国は6社増、沖縄は1社増となり、東北のみ7社減少した。

都道府県別の事業者(一般)数上位10ブロックをみると、①東京4967社②大阪4633社③埼玉3480社④北海道3379社⑤愛知3007社⑥神奈川2586社⑦兵庫2310社⑧福岡2282社⑨茨城2280社⑩千葉2238社――と並んだ。

一般の車両数は143万6625台となり前年度より1万1579台増加した。都道府県別では大阪が最も多い10万6652社で、東京が10万5306台と続き、それぞれ10万台超となった。次いで、北海道が9万7179台、埼玉が9万3865台、愛知が9万1746台とそれぞれ9万台超だった。
事業者の規模をみると、車両保有台数10台以下は3万4613社(構成比54・7%)と半数以上。11~20台が1万3380社(21・2%)、21~30台が6025社(9・5%)となり30台以下が85・4%を占めた。

従業員数10人以下は3万1021社(49・0%)でほぼ半数。11~20人は1万4155社(22・4%)、21~30人は6602社(10・4%)となり30人以下が全体の81・8%に当たる。資本金は1000万円以下が全体の66・8%を占め、1001万~3000万円が21・7%だった。
(2022年12月1日号)


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