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セイノーHDとライフが安定配送の構築に向け業務提携

2019.04.16

セイノーホールディングス(本社・岐阜県大垣市、田口義隆社長)は11日、首都圏や近畿圏でスーパーマーケット事業を展開するライフコーポレーション(ライフ、大阪本社・大阪市淀川区、岩崎高治社長)と業務提携契約を締結した。今回の業務提携により、ライフが展開する店舗出荷型ネットスーパーと来店宅配サービスの宅配業務支援を行う。

宅配支援には、セイノーグループのココネットとインテンツが構築した狭商圏の食品宅配サービスプラットフォーム「スパイダーデリバリー」(図)を利用し、同グループのベクトルワンが開発・提供するDSS(デリバリー・ソリューションズ・サース)で効率的に最適な配車と運用を実現する。

セイノーHDでは、中期経営計画「バリューアップ チャレンジ 2020~成長へのテイクオフ~」で、バリューアップのひとつとして「オープン・パブリック・プラットフォーム」の構築を掲げている。今回の業務提携により、ライフが展開する店舗出荷型ネットスーパー及び来店宅配サービスの市場を拡大するとともに、社会課題となっている“買い物弱者”への対策を進め、新たな価値を創造していく。

ライフでは、EC市場の拡大により個配荷物が増加している一方、配達員不足が深刻化しており、ネットスーパーと来店宅配サービスの安定的な供給が課題となりつつある。そうした中、同社の第6次中期経営計画で事業の柱のひとつと位置づけるネットスーパー事業の発展を加速させるため、物流業界で優れたノウハウ・物流システムを有するセイノーグループとの協業に至った。

今後は、セイノーグループとの協業を通じ、さらなるサービスレベルの向上を目指す。
(2019年4月16日号)


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