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成田地区保税会が成田で空港見学会を開催

2017.06.22

成田国際空港内および周辺に保税蔵置場を持つ物流会社など66社が加盟する成田地区保税会(伊丹英彦会長)は14日、成田空港で「第2回空港オペレーション見学会」を開催した。成田国際空港(NAA)と日本貨物航空(NCA)、東京税関などの全面的な協力を得て実現したもので、当日は募集人数を上回る14社25人が参加し、貨物機や空港内上屋での業務を興味深く見学した。

見学会ではまず、北部貨物地区の上屋業務や駐機場、滑走路をバス車内から見学した後、空港南部工業団地にあるNCAの乗員訓練センターへ移動。同社運送部の田中健次担当部長が講師を担当し、NCAが運航するB747‐8F機をはじめとした貨物機の仕様や南部貨物地区にある上屋施設の概要などを紹介した。また、訓練センター内にあるコックピットを模したB747型機の乗員訓練設備も見学した。

続いて再びランプへ移動し、駐機中のB747‐400F機(NCA)に搭乗。メインデッキ内部ではULDの搭載方法や留意点などの説明を受けたほか、アッパーデッキにあるコックピットや同乗者用の座席スペースなども順番に見学した。続いて、南部貨物地区にあるNCAの輸出入上屋へ移り、航空機搭載前後における貨物のビルドアップ・ブレークダウン作業や、生鮮貨物を扱う定温上屋設備などを見て回った。各所は通常では立ち入れない場所であり、講師らには参加者から活発な質問が寄せられていた。

成田地区保税会では昨年6月に空港見学会を初めて実施。周辺地域の保税蔵置場では成田空港発着の航空貨物を扱うものの、上屋搬出後の貨物業務を知る機会は少なく、「若手社員の教育のためにも空港内業務の見学会を設けてほしいとの要望があり、こうした取り組みが航空貨物のオペレーション品質向上にも繋がると考え、企画した」(成田地区保税会・平野要三事務局長)という。そのため、プログラムは現場見学を中心に構成。同様の内容で実施した第1回が好評だったことで今年も第2回の開催を決めた。

参加者からは「普段の業務で担当するのは貨物の搬出までだが、その一歩先の貨物の動きを知ることができ、非常に勉強になった」(倉庫会社社員)、「航空貨物輸送業務全体の流れが分かり、モチベーションアップに繋がった」(物流会社社員)、「通常は見られない貨物機内やコックピットを見学でき、来てよかった」(免税店会社社員)などの声が挙がっていた。

NAAでは今回の見学会のほかにも、航空貨物運送協会と国際航空貨物航空会社委員会が共同で企画する成田空港貨物地区の荷主見学会にも協力。こちらは荷主企業らに航空貨物取り扱いへの理解を深めてもらうことを目的に実施されているもので、空港オペレーション品質の向上、航空物流拠点としての価値の向上に向けた関係各所との連携が進んでいる。

(2017年6月22日号)


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