西濃運輸が物流センター併設の「成田支店」着工
西濃運輸(本社・岐阜県大垣市、神谷正博社長)は4日、千葉県成田市に建設する「成田支店」の地鎮祭を行った。トラックターミナルと物流センターが併設された複合型拠点で、特積みトラック輸送の拠点としてだけでなく、成田空港発着の航空貨物を中心としたロジスティクス拠点としても活用する。竣工は来年6月の予定。
成田支店(成田市三里塚字宮園21‐2)は敷地面積7万9521㎡で、管理棟、トラックターミナル、倉庫棟の3棟で構成。トラックターミナルは2階建てで、1階は124×40mのプラットフォーム、2階は物流倉庫(3971㎡)。また、倉庫棟も2階建てで、1階1万4209㎡、2階1万2444㎡。1階部分には荷捌場と冷凍庫・冷蔵庫を設置して温度管理物流にも対応した。倉庫棟の屋上部分を乗用車駐車場にする。
成田空港周辺地域はこれまで、佐倉支店やセイノースーパーエクスプレスの八日市場営業所が管轄していたが、集配エリアが広範にわたるため、十分なサービスが提供できない状況だった。新拠点の建設で、輸送ネットワークをさらに強化するほか、物流センター機能を併設することでロジスティクス事業も強化する。特に、成田空港から至近である立地を活かし、航空貨物を中心としたロジスティクス案件の獲得に注力していく。
(2018年4月10日号)