国交省／組織改正、「物流・自動車局」がスタート

国土交通省は10月１日付の組織改正により自動車局と綜合政策局の物流部門を合体し、「物流・自動車局」を発足した。これに伴い同局傘の組織の一部で名称を変更した。物流・自動車局の傘下で物流行政を担う部署は、物流分野の基本政策を所管する「物流政策課」、国際物流関連政策を所管する「物流政策課国際物流室」、トラック運送業を中心に所管する「貨物流通事業課」、倉庫業、利用運送業、トラックターミナルを所管する「貨物流通事業課貨物流通経営戦略室」の２課２室となった。

「物流政策課」は総合政策局の傘下から移管され、物流分野の基本政策の企画・立案や政策の実施、物流総合効率化法に関連する業務を担当するなど従来の業務を担当する。「物流政策課国際物流室」は国際物流関連施策の企画・立案や政策の実施を担当する。物流部門と自動車部門が合体する新体制への経過期間中、総合政策局大臣官房参事官（国際物流）の管轄する部署が「物流政策課国際物流室」と名称を改めていたが、その名称を変えずに物流・自動車局の傘下に置かれた。「貨物流通事業課」はトラック運送業とその関連産業を所管する。自動車局の傘下にあった「貨物課」が１日から名称を改めた。「貨物流通事業課貨物流通経営戦略室」は倉庫業、利用運送業、トラックターミナルを所管。総合政策局大臣官房参事官（物流産業）が所管する部署が新体制に移行する期間中に総合政策局貨物流通事業室と名称を改めていたが、物流・自動車局の発足により「貨物流通事業課貨物流通経営戦略室」と名称を改めた。
（2023年10月5日号）