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セイノーHD、新たなCVCファンド「VIF」設立

2023.07.18

セイノーホールディングス(本社・岐阜県大垣市、田口義隆社長)は11日、新たに「Value Chain Innovation Fund(VIF)」を70億円で設立し、運用を開始したと発表した。2019年12月に設立した「Logistics Innovation Fund(LIF)」の承継ファンドとして立ち上げたもの。すでにスタートアップ2社、ベンチャーキャピタル1社への投資を実行し、運用をスタートさせている。

LIFは、物流業界でのイノベーション創出を目的として、セイノーHDをアンカーLP、Spiral Innovation PartnersをGPに迎えて設立。これまで17件の個別企業投資を実行するなど物流周辺領域の課題解決に貢献してきた。だが、物流領域にとどまらず、バリューチェーン全体に投資領域を広げることで、課題解決のインパクトがさらに増加するとの考えから、承継ファンドとしてVIFを立ち上げた。

VIFは引き続き、セイノーHDがアンカーLP、Spiral Innovation PartnersがGPを務め、ファンド規模は100億円を計画。投資領域は物流領域を中心としつつ、調達や生産、販売、サービスなど荷主企業のバリューチェーン全体への価値提供を行うスタートアップに出資していく。
(2023年7月18日号)


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