NXHDが「GBHQ」始動、グローバル統括機能強化
NIPPON EXPRESSホールディングス(本社・東京都千代田区、齋藤充社長)のグローバル事業の統括機能を集約・強化する新組織「グローバル事業本部/Global Business Headquaters(GBHQ)」が1日から始動した。
GBHQは、これまで中核事業会社である日本通運が所管してきたグローバル事業の統括機能をHDに移管したもの。傘下にマーケティング部、営業戦略部、ロジスティクスソリューション部、航空フォワーディング部、海運フォワーディング部、事業戦略部の6部を置き、日本発着のみならず、海外全体を含めた戦略策定などを進める。
多くの外国人幹部が登用されているのも、これまでにない特徴のひとつ。営業戦略部長にヤスパー・ファン・オウデンホーフェン氏、ロジスティクスソリューション部長にトビー・ホッグ氏、航空フォワーディング部長にヨヌット・マレス氏など、GBHQの主要幹部に多くの外国人社員が名を連ねる。
NXグループは、長期ビジョンとして「グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニー」になることを掲げ、創立100周年となる2037年にグループ売上高を3・5~4兆円、うち海外売上高比率を50%にすることを目標にしている。GBHQはその実現に向けたけん引役となる組織で、NXグループのグローバルロジスティクス事業を統括していく。
(2022年7月7日号)