メニュー

センコー、高速バスと東名阪の貨客混載を開始

2021.04.15

センコー(本社・大阪市北区、福田泰久社長)は12日、WILLER EXPRESS(ウィラーエクスプレス、本社・東京都江東区、平山幸司社長)と、今月から東名阪間の貨客混載を開始したと発表した。同社が運行する高速バスの荷物スペースを使用し、小ロット荷物の低コスト輸送を実現する。

今回の貨客混載に使用する便は、東京(江東区)~大阪(堺市)および東京(江東区)~名古屋(港区)と名古屋(港区)~大阪(堺市)を結ぶ3路線、1日約50便。運べる荷物は1件350㎏未満で、バスの出発地までの集荷と、到着後の配送はセンコーが集配手配する。

バスの荷物スペースを有効活用することで、例えば東京~大阪の場合、発着地からの集配距離によって変動するものの1件当たりの運賃が1万8000円~4万3000円ほどとなり、トラックに比べ低価格で利用できる。

今後は、サービス開始後の状況も踏まえながら、ウィラーエクスプレスが持つ高速バスネットワークをさらに活用し、荷主企業の希望時間帯や輸送量へ柔軟に対応する小ロット荷物のスピード輸送サービスとして、充実を図っていく。

ウィラーエクスプレスは229台のピンクのバスを保有し、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年末には、全国主要都市を20路線、1日297便で結び、年間約300万人を超える利用客があった。
(2021年4月15日号)


関連記事一覧