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福山通運が新路線で25mフルトレーラ2台を導入

2019.12.24

福山通運(本社・広島県福山市、小丸成洋社長)は18日、25mダブル連結トラックを新たに2台導入し、東京主管支店(東京都江東区)で出発式を開催した。20日以降に、同社の栃木支店(栃木県栃木市)~北上支店(岩手県北上市)間の路線で運行を開始する予定。

出発式では小丸社長が「将来的には25mダブル連結トラックを200台導入する」と展望を語り、「新東名高速道路と山陽自動車道でも走行の規制が緩和されるよう国交省道路局に要請している。まずは、山陽自動車道から九州までをつなぎたい」と表明。また、「ダブル連結トラックを運転することが可能な牽引免許保有者が約1400人在籍しており、いつでも乗務できる体制を構築した。あとは道路局の緩和状況次第だ」との認識を示した。

福山通運では、従来から「輸送モードの多様化」とともに、CO2排出量削減による地球環境負荷の低減やドライバーの労働環境改善、幹線輸送の省人化に取り組んでおり、その一環として2017年10月には日本初となる25mダブル連結トラックの運行を名古屋支店~裾野営業所間で開始。今回の新路線での運行は、19年8月に国土交通省が実施したダブル連結トラックの対象路線の拡充を受けて実施するもので、栃木支店~国道50号線~東北自動車道「佐野藤岡IC」~東北自動車道「水沢IC」~国道4号線~北上支店間を走行する。

出発式には小丸社長をはじめ国交省の伊地知英己貨物課長、いすゞ自動車販売の葛野正彦副社長など多数の来賓者のほか、越中島小学校の3年生94人が参加。冒頭では、テープカットが行われ、25mダブル連結トラックが敷地内を走行した。
その後、主催者挨拶として小丸社長が壇上に立ち、「25mダブル連結トラックは東京都内には入れないが、都内近隣の用地取得を考えており、車両が出入りできるような施設を作っていきたい」と述べた上で、「車両を運行する上で、いかに安全・安心を確保できるかが我々に託された永遠のテーマだ。今後もしっかりと安全・安心を確認していきたい」と語った。

続いて、越中島小学校の野尻紀美恵校長が「福山通運様には日頃から、当校の子どもたちに対して交通安全等で力添えをいただいている。今回の出発式を子どもたちが体験することで日頃の教えを守り、交通安全に努めていきたい」と挨拶した。
(2019年12月24日号)


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