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【物流・就活】物流連が「業界研究セミナー」を開催、全国から学生が参加

2018.01.25

日本物流団体連合会(物流連、田村修二会長)は20日、「物流業界研究セミナー」を東京・渋谷区で開催した。同セミナーは就職活動を控える学生に対し、参加企業が会社概要や事業内容を説明し、物流業の社会的重要性や先進性など業界の魅力をアピールするもので今回が4回目。全国から物流業界を志望する学生826人が参加し、「物流」と各企業についての知識を学んだ。

参加企業はANA Cargo、味の素物流、上野トランステック、花王ロジスティクス、川崎汽船、ケイヒン、鴻池運輸、佐川急便、佐川グローバルロジスティクス、札幌通運、山九、JR貨物、商船三井、鈴与、西濃運輸、セイノースーパーエクスプレス、センコー、第一貨物、東陽倉庫、東洋埠頭、トナミ運輸、ナカノ商会、日陸、ニチレイロジグループ本社、日新、日通商事、日鉄住金物流、日発運輸、日本海運、日本梱包運輸倉庫、日本通運、日本郵船、日本自動車ターミナル、日本トランスシティ、日本パレットレンタル、日本ロジテム、濃飛倉庫運輸、日立物流、福山通運、丸運、丸全昭和運輸、三菱倉庫ホールディングス、三菱倉庫、安田倉庫、ヤマタネ、ヤマト運輸、ユーピーアールの47社で、前年より5社多かった。

セミナーは、参加企業が各ブース内で行うセミナーをはじめ、特別講演会、会員企業の若手社員によるパネルディスカッション、グループワークなどが実施された。参加学生は大学3年生が中心で、女子学生の姿も目立った。午前10時30分の開場と同時に多くの学生が目当ての企業ブースのもとへ参集した。
各企業は主に人事・採用を担当する社員が物流業界と自社についての1クール30分のセミナーを行った。社員と学生とがお互いに向き合い、地声の届く距離で話し合う座談会形式のセミナーだった。

特別講演として物流連の松田博和理事・事務局長が「日本の物流業界について」と題して講演を行い、50人を超す学生がメモを取りながら耳を傾けた。また、就職支援会社のマイナビの担当者が、就職活動で役立つ面接対策やマナーについて講演した。

午後からは若手社員による物流PRグループのメンバーによるパネルディスカッションやグループワークが開催された。
セミナーに参加した学生からは「特色の違う会社を知ることができてよかった」「大学の専攻分野を活かせる企業を目当てに参加した」「物流だけでなくメーカーも含めて就職活動を進めるが、今回学んだ物流の知識は今後役立つと思う」「仕事のやりがいのことをもう少し詳しく知りたかった」という声があった。

物流連では、物流を広く社会に等身大に理解してもらうための情報発信を行っており、今回のセミナー開催もその一環。今後も物流業界の魅力をアピールしていく考え。
(2018年1月25日号)


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