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【トラック輸送】いすゞ自動車 エコドライブを支援する新MIMAMORI

2017.12.19

いすゞ自動車(本社・東京都品川区、片山正則社長)の商用車テレマティクス「MIMAMORI」が今年、フルモデルチェンジを行った。同社は、通信を活用した「みまもりくんオンラインサービス」を2004年に開始し、以降、エコドライブ支援や安全運転サポート、コンプライアンス遵守に対応したコンテンツの提供などメニューの拡充を図ってきた。今回、さらなるニーズに対応した改良で、注目を集めている。

10年ぶりのモデルチェンジ
MIMAMORIは、データ通信とインターネットを活用して走行中の車両と事務所パソコンを接続し、車両の燃費やCO2排出量、現在位置、ドライバーの運転操作情報などを遠隔で収集、解析するクラウドタイプの運行管理システム。今回の改良では、車載コントローラーのディスプレイに有機ELを採用してドライバーシートからの視認性を向上させたほか、通信モジュールを3G方式からLTE方式に変更し、データ送信スピードの向上を図った。また、事務所のパソコンで操作するWEB画面は、画面遷移の階層を簡略化するなど、操作性を重視したデザインに変更した。

エコドライブの定着を支援する新メニュー
サービス面では、環境と安全に配慮した新たな機能が追加された。「エコドライブトレーニング」は、ドライバーが効率的かつ継続的にエコドライブを行えるようサポートする新メニューで、同社は「ユーザーがエコドライブのため日々実践しているPDCAの取り組みをパッケージにした」と説明する。運転中はエコドライブを音声でサポート。実践できた際は〝褒める〟、できていないと〝注意を与える〟仕組みでエコドライブの定着を促す。エコドライブの実践結果は改善ポイントなどを明確化した「エコドライブトレーニングレポート」として閲覧でき、運転指導ツールとして活用できる。さらに、習熟度合いに応じた等級の設定や習熟度の全国ランキングなども閲覧できるため、モチベーションを保ちながら継続してエコドライブに取り組める工夫が施されている。

エリアを設定して管理者に入出を通知
もうひとつの新サービス「ジオフェンス入出お知らせサービス」は、運行ルートに任意のエリアを指定し、エリアへの入出を管理者にメールで通知する機能。従来から同様のサービスは存在したが、四角形のみのエリア指定や設定したルートを通らなければならないなど、条件付きの機能だった。それを、多角形でのエリア選択や走行ルートを限定しないなど機能を大幅に改善。物流センターをエリア登録してその入出を管理者に通知したり、事故多発地点をエリア指定することでそこへの入出が確認できるなど、ニーズに合わせた活用が可能だ。
そのほか、従来はオプション扱いだった「車両位置お知らせサービス」「運行軌跡サービス」を標準化するなど、安全面も見据えた機能の充実も図っている。同社では15年より、MIMAMORIを活用した車両を止めないメンテナンスサービス「PREISM」を開始するなど、一歩先を見据えたサービス強化に努めている。MIMAMORIについて同社は「トラックメーカーならではの、ユーザー目線に沿った扱いやすい商品づくりを心掛けている」としており、「簡単な運用でエコドライブが実践できるサービスとなっている」(同)と話す。


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