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ヤマト運輸/東京九州F、横須賀~新門司航路利用が6倍に

2022.10.04

ヤマト運輸(本社・東京都中央区、長尾裕社長)とSHKライングループ傘下の東京九州フェリー(本社・北九州市門司区、小笠原朗社長)は9月27日、東京九州フェリーが運航する横須賀~新門司航路で進めてきたモーダルシフトが拡大し、今年9月には開始当初の6倍に達したことを発表した。

横須賀~新門司航路は昨年7月に就航し、ヤマト運輸では同月より利用を開始。東京~九州間のトラック長距離輸送の一部を同航路による海上輸送へ切り替えた。具体的には、東京都品川区のヤマト運輸ベース店で、SHKライングループの輸送会社マリネックスのトレーラに九州向けの荷物を積載。横須賀港へ輸送した後、シャーシのみをフェリーに積み込み、新門司港まで海上輸送する。新門司港到着後も同様に、マリネックスが福岡県福岡市のヤマト運輸ベース店へ陸上輸送する。

これにより、従来のトラック長距離輸送と比較して、輸送に伴う温室効果ガス排出量を年間約1400t(約66%)削減できたことから、同区間の輸送規模を拡充。両社では「引き続き、フェリーによる海上輸送で協力し、さらなる環境負荷低減と輸送効率向上につなげることで、持続可能な社会の実現に貢献する」としている。
(2022年10月4日号)


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