高速道路3社、23年度は600台分の大型車駐車マス拡充
高速道路3社(NEXCO東日本、同中日本、同西日本)は7日、2023年度に約600台分の大型車駐車マスを拡充することを明らかにした。22年度は約400台分を拡充しており、2年間で約1000台分の大型車駐車マスを増やしたことになる。
3社は高速道路の休憩施設(SA・PA)において顕在化している大型車駐車エリアの混雑緩和に向け、大型車駐車マスの拡充に取り組んでいる。22年度は既存エリア内での小型車マスから大型車マスへの描き換えなどにより、全国21ヵ所のSA・PAで計373台分の大型車駐車マスを増やした。今年度は、全国37ヵ所のSA・PAで約600台分の大型車駐車マスの拡充を計画している。
3社は18年から約3000台分の大型車駐車マスを増設してきたが、依然として平日夜間を中心に混雑が見られる。一方、休憩施設の敷地は限られており、増設やレイアウト変更による対策には限界があるため、今後は休憩施設以外の高速道路用地などを活かした増設も検討していく。
(2023年6月13日号)