働きやすい職場認証、トラックは1718社が取得
国土交通省と日本海事協会(坂下広朗会長)は20日、「働きやすい職場認証制度」の認証事業者を公表した。制度創設後、初の公表となる2020年度はトラック1718社、バス172社、タクシー658社の合計2548社が「一つ星」認証を取得した。国交省と海事協会は今回が初めての認証となることを踏まえ、制度の周知と浸透を図るため認証グレードは「一つ星」のみで実施した。
都道府県別のトラックの認証事業者数の最多は愛知県の210社で東京が第2位の199社、大阪が第3位の154社。次いで埼玉の99社、福岡の91社、静岡の81社、千葉の77社、神奈川の65社、兵庫の65社、茨城の50社と続いた。
2回目となる今年度も基本的な職場環境改善の取り組みを広く徹底する考えから「一つ星」に限定して申請を受け付ける。上位段階の「二つ星」「三つ星」認証を含め、制度の拡充については運営委員会が審議した上で決める。今年度の申請受付期間は7月21日~9月21日の2ヵ月。認証事業者の公表は来年2月21日の予定。
海事協会が協力運送会社に感謝状
日本海事協会(坂下広朗会長)は20日、同協会が運営する「働きやすい職場認証制度」の開始に際して実施したトライアルに協力した運送会社10社に感謝状を贈呈したと発表した。トライアルに協力した事業者はトラック2社、バス5社、タクシー3社。トラックでは日本郵便輸送とトーヨーエキスプレスが協力した。
(2021年5月25日号)