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7月の成約運賃指数は前月比増、前年同月比の下げ幅も縮小

2020.08.11

全日本トラック協会(坂本克己会長)と日本貨物運送協同組合連合会(吉野雅山会長)は求荷求車ネットワーク「WebKIT」の2020年7月分の成約運賃指数を発表した。7月は前月比3pt増、前年同月比では10pt減の「114」だった。年が明けて以降、120台となり低下が続いていた。5、6月は110台で前年同月比最大の下げ幅となっていたが、7月は前月比増で、前年同月比の下げ幅も縮小した。

19年度は5月、6月、11月は120台だったが、8月から10月は130台に上昇。20年は1月、2月は120台だが前年より低い指数で推移し、3月は前年は132だったのが、今年は126。4月は120となり、5、6月とさらに低下していたが、7月はやや回復した。

この指数は2010年4月を「100」としたもの。7月末現在の求車登録件数は5万5631と前年同月比5万5075減(49・7%減)だった。

20年度(7月末現在)の成約運賃指数をみると、「111・8」で前年度比12・2pt減。荷物重量別では、「荷物重量4t以下」の指数が「115・8」で前年度比12・7pt減。「荷物重量4t超」の指数は「110・6」で10・8pt減と18年度以降、軟化が続く。
(2020年8月11日号)


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