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国交省が「働きやすい職場認証制度」創設

2020.08.27

国土交通省は21日、トラック・バス・タクシーなど自動車運送業界の安定的な人材確保を後押しするため、「働きやすい職場認証制度」を創設し、9月16日から認証取得に向けた申請の受付けを開始すると発表した。認証を取得した事業者は、ハローワークにおける求人票への記載や求職者とのマッチング支援などが受けられる。

同制度は、自動車運送事業者の働き方改革への取り組みや職場環境の改善努力を「見える化」し、求職者が容易に確認できるようにすることで、安定的なドライバー人材の確保につなげることが目的。対象事業者は、トラック運送事業者、バス事業者(乗合、貸切)、タクシー事業者。原則、法人単位での申請となるが、都道府県単位での申請も可能。

認証手続きは、国交省の指定を受けた日本海事協会が認証実施団体として申請受付け、審査、認証等の手続きを行う。審査要件は①法令遵守等、②労働時間・休日、③心身の健康、④安心・安全、⑤多様な人材の確保・育成――の5分野について、基本的な取り組み要件を満たせば「1つ星」の認証が取得できる。また、自主的・先進的な取り組みを参考点として点数化する。参考点は次年度以降の「2つ星」「3つ星」の制度設計に向けた検討材料としても活用していく。審査料は1申請あたり5万円(税別)で、インターネットによる電子申請は3万円(同)に割引される。登録料は1申請あたり6万円(同)。

申請受付期間は9月16日から12月15日まで。翌年1月以降、審査結果を順次、申請者に通知する。
(2020年8月27日号)


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