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日本通運が成田で温度管理物流を強化

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日本通運が成田で温度管理物流を強化

 日本通運(本社・東京都港区、渡邉健二社長)は、成田空港地区で医療・医薬品の温度管理物流サービスを強化する。6月に成田空港外の自社施設「成田空港物流センター・一般棟」の2階に温度管理を必要とする貨物向けの新施設を開設する。同社では日本発着の航空貨物が減少傾向になる中、医薬品などヘルスケア分野を成長領域と位置づけ、医薬品メーカーが求める高い管理品質を実現することで需要の取り込みを加速していく。

 ●厳密化する製薬会社のニーズに対応

 新施設は日通が成田空港外で運営する4拠点のうち、主にロジスティクス業務を提供している「一般棟」の2階に新設。面積は約1100平方mで、温度管理が必要な医薬品や化学品の専用倉庫として運営する。同施設は成田空港外の温度管理施設としては最大規模となる。

 このうち医薬品向けとして定温庫(223平方m、15℃〜25℃)、冷蔵庫(187平方m、2℃〜8℃)、冷凍庫(33平方m)を整備し、空調仕分作業エリアや前室も設ける。温度を常時システム監視することで、バリデーション(検証・妥当性確認)結果を医薬品メーカーなどに提示できるほか、予め設定した保管温度条件を逸脱した場合はいち早く確認できる。さらに製薬会社専用のリーファーコンテナの収容が可能で、バックアップ電源装置やセキュリティカードや監視カメラなども完備している。

 このほか、施設の入り口前までトラックが横付けできる構造にしたため、搬出入時の温度管理精度も向上。近年、厳密さを増している製薬メーカーのGDP(Good Distrbution Practice)に対応したオペレーションを提供していく。

 ●温度管理輸送サービスも拡充

 日通では同時に、温度管理輸送の商品サービスの拡充にも取り組んでいる。昨年7月から医薬品温度管理輸送サービス「TempSure(テンプシュア)」シリーズに、航空機に搭載するULDを特殊な断熱材で包む新サービス「Thermo ULD」を追加した。

 同サービスは、ULD単位の大口貨物でも24時間15℃〜25℃を維持できるもので、電源式温度管理コンテナであるエンバイロテイナー(Envirotainer、容積2・3立方m)より多くの貨物を搭載できるため、容積あたりのコスト低減が可能になる。

 同社航空事業支店の杉山千尋国際貨物部長は「とくに成田空港はフレーター機の発着が多いため、温度管理施設の拡充とULD単位で運べる新商品を通じて需要を取り込んでいきたい」としている。

 (2017年3月9日号)

 

 

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