カーゴニュース 1969年創業物流情報の専門誌
お問合せ トップページ
カーゴニュース定期購読のご案内
カーゴニュース 書籍のご案内 映像事業 リンク集

pickup3

SBSHDが「Uberの物流版」構築へ、アプリ無償提供

バックナンバー   コラム   インタビュー
 
*


SBSHDが「Uberの物流版」構築へ、アプリ無償提供

 SBSホールディングス(本社・東京都墨田区、鎌田正彦社長)は今夏をメドに自社開発による車両動態管理システムを完成させ、物流会社への無償での提供を開始する。17日に開かれた2016年度の決算説明会で鎌田社長が明らかにした。スマートフォンを用いたシステムで、まずはSBSグループおよび協力会社に提供するとともに、そのほかの物流会社に対してもシステムを無償で提供し、将来的にはSBSグループとシステム利用会社間で車両情報を共有。鎌田社長は、ライドシェアの代表的なサービスである米国発祥の自動配車アプリ「Uber(ウーバー)」を引き合いに出し、「Uberの物流版として、トラックの空いたスペースを皆で使いまわせるのではないか」と強調した。

 同システムは、トラックの生産性を向上させる、情報通信技術を活用してトラックの生産性を向上させる「カスピアン・プロジェクト」として15年に開発を開始。スマートフォン端末によって車両の動きをリアルタイムで捉えるネットワークを構築し、空車情報や積載情報を加えることでトラック輸送の実態を把握するもの。16年からSBSロジコムの車両約800台へ導入を開始し、昨年11月からはSBSトランスポートの車両約200台も加わって、計1000台体制で実証実験を展開する。

 同システムの導入で、非効率な配送の見える化と改善、空車の有効活用、荷主企業から寄せられる到着時間などの運行状況問合せへの対応時間短縮などを見込む。鎌田社長は「これまで支店にトラックがない時などは庸車を頼んでいたが、このシステムがあれば実は隣の支店に空車両があることがすぐわかり、庸車が不要になる」と効果を説明した。

 17年内にはSBSグループおよび協力会社を含めて実証車両を5000台まで増やしたい考えにあり、積載情報の精度向上や車両と荷物のマッチング機能などを開発する予定。17年夏には全システムを完成させる計画にある。その上で、グループ外に対しても、「カスピアン・プロジェクト」の専用アプリを無償で提供し、自社の車両動態管理に役立ててもらうとともに、SBSなどシステム利用会社間の情報を共有することで「シェアリングエコノミーを標榜する物流プラットフォーム」としたい考え。同システムを利用するのに必要となるスマートフォン端末も、通話し放題のSimフリー端末としてSBSHDが安価で貸与するサービスを検討している。

 (2017年2月23日号)

 

 

富士物流ホームページへ
会社概要 個人情報保護方針 サイトポリシー サイトマップ 採用情報