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全流協がダブル連結トラックのオープン化と待機問題で研究会発足

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全流協がダブル連結トラックのオープン化と待機問題で研究会発足

 全国物流ネットワーク協会(瀬戸薫会長)は18日、東京都内で新年賀詞交歓会を開催した。
 交流会に先駆けて行われた新春セミナーでは、日通総合研究所の大島弘明氏が「物流を取り巻く環境変化と今後の動向〜輸送力確保に向けた真の物流効率化推進の必要性〜」をテーマに講演。大島氏は「ドライバーや作業員の長時間労働や手荷役に頼る物流から人にやさしい物流へと進化するためには、輸送力(ドライバー)確保に向けた労働環境・条件の改善と、限られた輸送力で対応するための物流効率化が必要」と指摘した。

 続いて開かれた祝賀会では、瀬戸会長があいさつし、「昨年は我々の活動も若干停滞していたが、今年の目標はかなり明確。ひとつは、ダブル連結車両のオープン化を図るとともに、もうひとつは待機時間解消のための研究会を作って協議を進めたい」とし、「単一企業では生産性向上に限界がある。業界をあげて取り組んでいきたい」と協力を要請した。

 ダブル連結トラックについては「現行の21mフルトレーラーに加え、25mフルトレの実用化も計画されている。10t車2台を超える輸送量となり、我々の生産性には非常に大きく影響する。そこで、フルトレを単一企業が引っ張るのではなく、他社の被けん引車も引けるようにすれば、さらに生産性は向上する。ダブル連結トラックは高速を降りた後が課題だが、出入口の近くに施設を持ち、そこから前後の車両を切り離して2台で運行すれば幹線輸送で生産性を倍にすることができる。まずは研究会を立上げ、実証実験へと進みたい」との構想を述べた。

 待機時間解消に向けては「セイノーホールディングスの田口義隆社長から提案があった話だが、予約システムをやっていきたい。実際に導入している所では効果が出ている。ただ、倉庫側のメリットがないと導入は難しい。ITを用いてノー検品や入出庫・在庫管理業務の削減などに繋げられれば、納品側と倉庫側がWin‐Winに進むのではないか。こちらも研究会を立ち上げて、荷主の調査やITの研究を進めたい」と意欲を示した。

 乾杯の発声を務めた原島藤壽副会長(カンダホールディングス専務)は「当業界の一番の課題は人手不足であり、配送面では協力し、サービスで競うといった『協争』の流れはどんどん進んでいくだろう。出版輸送では複数の出版取次の荷物を積み合わせる共同配送が浸透している。全流協でも事故防止やダブル連結トラック、待機問題の研究など様々な面で協力していきたい」と賛同した。

 (2017年1月24日号)

 

 

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