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国交省がインドでの「貨物鉄道」利用促進へ実証実験

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国交省がインドでの「貨物鉄道」利用促進へ実証実験

 国土交通省は20日から26日に、インドのデリー〜バンガロール間で貨物鉄道利用運送促進の実証事業を実施する。同事業は日本通運(本社・東京都港区、渡邉健二社長)に委託されて行われる。国交省はわが国の物流システムを戦略的に新興国に展開するためのパイロット事業を実施しているが、今回の実証実験はその一環。

 同事業は貨物列車の1編成(80TEU分)を借り切り、デリー〜バンガロール間(約2200km)を定時運行するもの。今回は初の試みとして、20ftコンテナの一般貨物だけでなく、45ftコンテナによる完成車の輸送も同じ編成で併結して実施する。

 デリーからバンガロールへの運行実験は20日0時30分デリー発、22日18時30分バンガロール着で、バンガロールからデリーへは24日2時00分バンガロール発、26日18時00分デリー着のダイヤで実施する。

 デリー〜バンガロール間の鉄道輸送は、貨物鉄道輸送ダイヤの設定をインド鉄道省に働きかけ、昨年6月から週1回の定時運行が始まった。これにより同区間では従来7〜10日程度を要していたところが3日以内での輸送が可能となり、大幅なリードタイム短縮が実現した。今回の実証実験では同区間で現行のダイヤに加え、新たな便を追加する。

 ダイヤ設定後もトラックからのモーダルシフトが進んでいない状況があり、今回の実証実験では、日本通運とインドの物流企業が共同で集荷を行い、貨物鉄道利用を促進する。

 現在インドでは、増大する貨物需要に対応するため貨物専用鉄道建設計画(DFC)が進行中で、西回廊(デリー〜ムンバイ間)建設事業等が、日本の円借款の支援により進められている。一方インドでは貨物鉄道は運行ダイヤが存在せず、定時性がない等の理由で荷主はトラック輸送を選択し、貨物鉄道の利用は十分ではなかった。そのためインド進出が進む日系企業では貨物鉄道輸送の効率化が大きな課題となっていた。今回の実証実験により、定時運行や集荷の取り組みを通じ、インドの貨物鉄道輸送の効率化と利用促進を図っていく。

 (2017年1月19日号)

 

 

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