カーゴニュース 1969年創業物流情報の専門誌
お問合せ トップページ
カーゴニュース定期購読のご案内
カーゴニュース 書籍のご案内 映像事業 リンク集

pickup1

トヨタ号が2往復体制に“復活”、大手特積向けに3本目=JR貨物

バックナンバー   コラム   インタビュー
 
*


トヨタ号が2往復体制に“復活”、大手特積向けに3本目=JR貨物

 JR貨物(東京都渋谷区、田村修二社長)は16日、来年3月4日に実施するダイヤ改正の概要を発表した。
 トヨタ自動車向け自動車部品専用列車「TOYOTA LONG PASS EXPRESS」を増発して2往復体制とするほか、大手特積事業者向けの専用列車を新設するなど、オーダーメイド型の専用列車を新増設するのが目玉。

 16日に会見した大橋康利・取締役兼専務執行役員鉄道ロジスティクス本部長は「来年度からスタートする新中期計画では自立経営体制の確立を目指しており、今回のダイヤ改正はその骨格となるもの」と述べ、今後も需要が多く安定収入が見込める“買い切り列車”を強化していく方針を示した。

 ●「トヨタ号」は岩手での増産に対応し2本目が“復活”

 東海〜東北間で運行するトヨタ向け専用列車の増発は、トヨタが岩手県内で新型SUV車「C―HR」を生産開始することに伴うもの。現行は笠寺(名古屋南貨物駅)〜盛岡タ間の約900kmを1往復で結んでいたが、ダイヤ改正を機に2往復体制に増やす。

 増発する列車の輸送力は現行と同様、20両編成・12ftコンテナ換算で100個となり、現行の輸送力から倍増することになる。
 トヨタ向け専用列車は、2006年11月に1本目がスタート。翌年の07年3月に2本目がスタートしたものの、14年3月に1往復体制となっていたため、今回、3年ぶりに2往復体制に戻ることになる。

 ●大手特積事業者と3本目、専用列車は全体で7本に増加

 ドライバー不足が進む特積トラック向けにも、専用列車を新たに増やす。今回、新設するのは名古屋タ〜福岡タ間(約820km)で、輸送力は15〜20両編成、12ftコンテナ換算75〜100個で、大手特積事業者が買い切る形となる。

 この大手特積事業者向けの専用列車は3本目。1本目は13年3月から東京〜大阪間、2本目は15年3月から東京〜岡山・広島間で運行しており、今回は九州向けの輸送需要などに対応するもの。

 なお、JR貨物にとって、買い切り方式による専用列車は今回のダイヤ改正で現行の5本から7本に増える。内訳はトヨタ専用列車が2本、佐川急便向けスーパー・レール・カーゴ(SRC)1本、大手特積事業者向け3本、通運業界と開発したスーパーグリーン・シャトル列車(みどり号)1本。

 ●高需要区間での輸送力増強、速達化を推進

 このほか、今回のダイヤ改正では、今春のダイヤ改正で運転開始した東京タ〜吹田タ間のコンテナ列車の運転区間を神戸タに延長し、神戸地区発着の旺盛な需要に応えるほか、越谷タ〜百済タ間、新潟タ〜福岡タ間、新潟〜秋田間の輸送力を増強する。

 また、主要都市間を運行するコンテナ列車の速達化を図り、モーダルシフト需要に応える。例えば、隅田川駅発〜仙台タ向けの列車では、現行は19時45分発・3時45分着で輸送時間は8時間かかっていたが、これを21時15分発・3時45分着とし、輸送時間を1時間30分短縮する。

 ●機関車やコンテナの更新などで137億円を投資

 なお、今回のダイヤ改正により、全体での輸送力(列車キロ)はコンテナが700km増える一方、車扱は2020km減となり、合計では1500km減となる。
 なお、機関車・コンテナ貨車・コンテナへの投資では、総額約137億円を投じて更新需要などに対応する。

 機関車では8両、コンテナ貨車は413両を新製するほか、コンテナも4040個を新たな投入する。コンテナの内訳は12ftコンテナが4000個、31ftコンテナが40個。

 (2016年12月22日号)

 

 

富士物流ホームページへ
会社概要 個人情報保護方針 サイトポリシー サイトマップ 採用情報