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通販市場規模8・8兆円に拡大=JADMA通販市場調査

2020.08.25

日本通信販売協会(JADMA、粟野光章会長)が20日に発表した「2019年度通販市場売上高調査(速報値)」で、通販市場規模が前年より6700億円(8・2%)増加した8兆8500億円に達したことが明らかになった。一方で、成長率については17年度をピークに鈍化傾向が続いている。

マイナス成長を記録した1998年度以来、21年連続の増加となった。直近10年の平均成長率は7・5%で、10年前に比べて約2倍に拡大。要因としては、BtoBやモール系通販の堅調さに加え、商材では家電系や趣味・娯楽系が好調であることが挙げられた。

同調査は、JADMA会員情報に加えて、会員428社(調査時点)を対象に実施した「第38回通信販売企業実態調査」から得た回答の売上部分を先行集計した結果と、各種調査から推計できる有力非会員375社の売上を加えて算出。調査期間は今年7月1日~8月19日。推計値は、衣料品や雑貨、化粧品、健康食品などの物販が中心となる。
(2020年8月25日号)


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